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対話のために――「帝国の慰安婦」という問いをひらく 

対話のために――「帝国の慰安婦」という問いをひらく
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「慰安婦」認識において、様々な議論を呼び起こしている朴裕河『帝国の慰安婦』。その問いかけに、どう向き合い、そこから何をくみ取ればよいのか。今あらためて、各分野の論者たちが、それぞれの専門領域に引き寄せ、その要点を明らかにする。

不毛な〈訴え〉を終わりにしたい。
〈正義の争い〉から「冷静な対話」へ。
  • 定価=1900円+税
  • 四六版 336頁
  • 978-4-906681-48-8

朴裕河著『帝国の慰安婦』は、「慰安婦」認識において、なぜ、これほど論争的な書となってしまったのか。その評価は妥当なのか。
「帝国の慰安婦」という考え方を通した「慰安婦」問題へのアプローチの可能性を提示する。

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本書の韓国語版が刊行されました。

【編著者】
西成彦(比較文学)「戦時性暴力とミソジニー―芥川龍之介『藪の中』を読む」
小倉紀蔵(韓国思想)「慰安婦問題における人間と歴史」
浅野豊美(国際政治)「普遍的価値の国民的価値からの独立と再融合への道」

【執筆者】
上野千鶴子(社会学)「『帝国の慰安婦』のポストコロニアリズム」
加納実紀代(女性史研究)「「帝国の慰安婦」と「帝国の母」と」
熊谷奈緒子(国際関係)「朝鮮人「慰安婦」をめぐる支配権力構造」
天江喜久(台湾近現代史)「他山の石―台湾から『帝国の慰安婦』問題を考える」
藤井貞和(詩人・日本文学)「『からゆきさん』と『帝国の慰安婦』」
東郷和彦(国際政治・元外交官)「外交官の目で読む『帝国の慰安婦』」
四方田犬彦(比較文学)「より大きな俯瞰図のもとに―朴裕河を弁護する」
中川成美(日本近現代文学)「国家と性―文学を通して『帝国の慰安婦』を読む」
熊木勉(朝鮮現代文学)「韓国文学から見た慰安婦像、その記憶の形成」
中山大将(北東アジア地域研究)「なぜ「数」を問うのか?」
外村大(日本近現代史)「慰安婦をめぐる歴史研究を深めるために」
金 哲(東アジア近現代文学)「抵抗と絶望―主体なき主体に向かって」

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執筆者・中山大将氏による本書刊行案内

在日総合誌『抗路』第3号 抗路舎・発行

在日総合誌『抗路』第3号
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内容充実の第3号刊行

特集=「在日」の記憶
  • 抗路舎・発行
  • 定価(本体1500円+税)
  • A5判・ソフトカバー・246頁
  • 978-4-906681-47-1
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【第3号内容】

グラビア「歌手 李政美」
文京洙「埋もれた記憶を辿る」
金時鐘・講演録「戦前回帰の時代に抗う詩人の魂」
鄭暎惠「意見書 李信恵裁判に関わって」
尹慧瑛「オモニのこと」
具末謨「『日韓条約』成立から半世紀」
朴才暎「朝鮮と岡部伊都子」
川瀬俊治「在日朝鮮人の名前 3つの裁判を中心に」

座談会「記憶は弱者に残る」 辛淑玉、北原みのり、高遠菜穂子、姜信子
金聖雄「極私的〝在日〟ブーメラン考」
康幸吉「在日同胞の労働運動について 高麗労連の活動を振り返って」
玄昶日「東京のちソウル、たまに平壌」
野崎六助「激しい季節は終わったのか 在日朝鮮人ミステリの空白について」
李達冨「ある民族運動の軌跡」
金竜介「闘う弁護士、動かない弁護士 ヘイトスピーチに法律家はどう立ち向かったか」
洪里奈「ほんとうの名前を差し出すこと」

〈小説〉朴重鎬「祭神」
〈詩〉金水善「ハンプリ(恨を解く)」
〈詩〉丁章「平和の条」

〈書評〉崔実「ジニのパズル」
〈書評〉韓江(ハン・ガン)『菜食主義者』

金石範「『朝鮮がテーマだからフヘン性がない』」
インタビュー・安留奈「韓国伝統芸術の世界に生きる」
秋林こずえ「議政府・沖縄・江汀村 軍事基地に抵抗する女たち」
金成日「私的・反外登法運動の記録」
朴鐘碩「日立闘争後から原発メーカー訴訟までの軌跡」
インタビュー・梁石日「ずっと在日を、描き続けてきた」(朴順梨)
呉光現「猪飼野から・猪飼野を育つ」
趙博「宋斗会さんの想い出」
金聖人「若者として」
金正郁「高麗美術館と私」
etc

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在日総合誌『抗路』第2号 

在日総合誌『抗路』第2号
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待望の第2号
「在日」の世界を知ることは、日本を知ること。

特集「在日の多様性」
  • 定価(本体1500円+税)
  • A5判・ソフトカバー・248頁
  • 978-4-906681-46-4

2015年9月に刊行した在日総合誌『抗路』待望の第2号。
「在日コリアン」は、ここ日本社会において、どのような存在として生きているのか。そしてある場合には、生きることができなかったのか。
その多様な生のあり方をそれぞれの分野で活動する人々が力強く論述する。
今号も論考・インタビュー・鼎談・詩・小説など、多様な表現が誌面を飾る。
「在日コリアン」を知り、そして理解し、その歴史を再確認するための総合誌。

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【内容一覧】
グラビア:崔善愛(ピアニスト、撮影・裵昭)
趙博「『在日』の文化的多様性とは?」
〈鼎談〉佐高信 、井筒和幸、朴慶南「人は国より大きい 国は人より小さい」
石丸次郎「北朝鮮に帰った人々の匿されし生き死」
丹羽雅雄「大阪・補助金裁判の現状と課題」
詩・ぱくきょんみ「アンニョン」
高柳俊男「自分がそこにいる歴史を綴る使命と責任―尹健次『「在日」の精神史』を読む」
黒古一夫「<在日>文学の現在とその行方」
金希姃「統一は奇跡である」
〈対談〉「在日青年座談会」
金光敏「多文化共生のための教育はどこから学ぶべきか」
呉光現「僕の猪飼野」
崔真碩「私はあなたにこの言葉を伝えたい」
詩・丁章「南の領事館へ」
〈書評〉文京洙「伊地知紀子『消されたマッコリ』」
〈書評〉小林恭二「鄭甲寿『ハナ: ワンコリア道草回顧録』」
〈書評〉趙博「金文子『朝鮮王妃殺害と日本人』」
孫敏男「民族差別と排外に抗して―兵庫の闘い40年」
鄭貴美「朝鮮人として生きる・在日一世の学びの場「ウリソダン」のオモニたち」
殿平善彦「死者と遺骨」
金詠「燃えよ!ブルードラゴン」
金貴粉「在日朝鮮人とハンセン病」
池内靖子「劇団態変の身体表現」
成川彩「母、66歳の韓国留学」
朴順梨「真の健康経営とは、民族差別をしないこと」
詩・鄭仁「まるいベンチ 小さなせかい」
インタビュー:凜七星「<反骨>朝鮮人三代目」
インタビュー:安聖民「パンソリに魅せられて」
小説・金在南「故郷の空」
藤川正夫「「樺太時代」から70年、積重の恨を抱いてサハリンに眠る人々」
金斗鉉「大阪・猪飼野の風景-表紙絵のことば」
etc

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【編集委員】
文京洙・趙博・丁章・鄭甲寿・尹健次

金達寿とその時代―文学・古代史・国家 廣瀬陽一(ひろせ・よういち)

金達寿とその時代―文学・古代史・国家
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2017年は没後20年。いまこそ、見直されるべき作家であり、歴史研究家であり、そして「日本と朝鮮との関係を人間的なものにする」ことを生涯の課題とした朝鮮人知識人の全体像が初めて明らかに。
今秋に没後20年の記念シンポジウムを開催予定。

小説から古代史研究まで、初の総合的な金達寿論。
  • 廣瀬陽一(ひろせ・よういち)
  • 定価(本体3000円+税)
  • 四六判・ハードカバー・472頁
  • 978-4-906681-45-7

戦後の日本と朝鮮半島の関係を知ろうとすれば、けっして忘れてはならない在日朝鮮人作家で、古代史研究者である、金達寿の初の本格的研究。金達寿研究の基礎文献として高い評価を得ている力作論考。

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在日コリアン文学の始原としての金達寿。彼は作品を通してなにを訴え、同時代をどう生きたのか。そして古代史研究に込めた思いとは。気鋭の研究者がそうした課題に真摯に向き合う、チャレンジングな全体像解明の試み。

【目次】
まえがき
序章 先行研究の検討と本書の視座
第一章 生涯と活動
第二章 現実を変革する文学──「植民地的人間」からの脱却

第一節 「日本語で書かれる朝鮮文学」概念の形成と実践──初期文学活動を中心に
第二節 自然主義リアリズムとの対決──「玄海灘」から「朴達の裁判」へ
第三節 金達寿と転向──「朴達の裁判」論
第四節 文学と指導者意識──リアリズム研究会をめぐって
第三章 〈北〉と〈南〉の狭間で

第一節 「社会主義を標榜する「組織」」との軋轢──『朝鮮』・帰国事業・講演会中止事件・訣別
第二節 社会主義の放棄?/民族主義への回帰?──訪韓を中心に
第四章 運動としての古代史研究

第一節 『日本の中の朝鮮文化』論──文学活動と古代史研究における連続性と飛躍
第二節 「帰化人」とは誰か?
第三節 〈社会主義〉の源流を求めて──『行基の時代』を中心に
終章


関連人物紹介
あとがき
金達寿年譜
参考文献一覧

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1974年、兵庫県生まれ。大阪府立大学大学院博士課程修了。博士(人間科学)。近畿大学国際人文科学研究所特別研究員を経て、大阪府立大学非常勤講師。
編著:『金達寿小説集』(2014年12月 講談社文芸文庫)。

在日総合誌『抗路』創刊! 

在日総合誌『抗路』創刊!
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創刊号増刷分が出来上がりました。
第2号は2016年5月に刊行されました。

いま「在日」はどのような場所に置かれているのか。
「在日」はどのような状況に取り巻かれているのか。
それと、どのように向き合っていけばよいのか。
「在日コリアン」だけでなく、この社会に生きるすべての人たちと共に考えたい。
  • 定価(本体1500円+税)
  • A5判・ソフトカバー 232頁
  • ISBN978-4-906681-44-0

在日コリアンは存在し続ける。その存在を忘れ、ないがしろにしようとする勢力に抗うために、いま何が必要なのか。ともに考えるための材料を提供するために。

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【第1号・内容紹介】

特集「在日」の現住所

●七〇年と五〇年、歴史の節目で――ある「在日」の想い...尹健次
●対談・在日の体たらくをえぐれ...辛淑玉×趙博
●詩・迷鳥...李美子
●ヘイトスピーチを考える...中村一成
●反ヘイトスピーチ提訴...李信恵
●入管法改定問題から見た「在日」の法的地位...金朋央
●『なぜ書きつづけてきたか なぜ沈黙してきたか』のこと...文京洙
●「慰安婦」問題と日本の民主主義...岡野八代
●日本軍「慰安婦」問題解決運動のいま――在日朝鮮人女性の視座から...方清子
●「朝鮮高校無償化裁判」が問うていること...山本かほり

●詩・北の詩人は...丁章
●李恢成「地上生活者(第四部・第五部)」を読む...金石範
●〈在日〉文学二〇一五、そしてゆくえ――宋恵媛『「在日朝鮮人文学史」のために』にふれて...磯貝治良
●『在日朝鮮人史研究』創刊前後のこと...樋口雄一
●韓国・朝鮮に思い入れたっぷり――神戸学生青年センターの活動...飛田雄一
●「在日」の京都...朴実
●尹東柱。詩による抵抗の充実と苦悩...愛沢革
●最近の韓国映画について思うこと...李鳳宇
●インタビュー・我々は、現代の河原乞食である...金守珍
●中国朝鮮族の移住プロセス――来日の経緯と「在日」の現状...権香淑
●インタビュー・『かぞくのくに』その後...ヤン ヨンヒ
●小説・たまゆら...金由汀
●グラビア「慰霊の旅 鎮魂の舞」によせて...裵昭

[BOOK Review]
『在日朝鮮人』(水野直樹・文京洙著)...高柳俊男
『ヘイト・スピーチに抗する人びと』(神原元著)...金友子
『朝鮮と日本に生きる』(金時鐘著)...趙博

朝日新聞紹介記事(2015年10月21日・22日)

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e-hon

[編集委員]
文京洙 趙博 丁章 金友子 尹健次

新装新版『日韓交渉 請求権問題の研究』 太田修

新装新版『日韓交渉 請求権問題の研究』
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真実を知ろうではないか。誰のための交渉であったのか。

現在と未来を見据えるためには、過去を知らなければならない。
  • 太田修
  • 定価3500円(税別)
  • A5判・ソフトカバー・432頁
  • 978-4-906681-42-6

日韓両国の懸案問題、なかでも請求権問題は、日韓基本条約によって解決済みとするが、それは本当なのか。そもそも、請求権交渉は誰のための交渉であったのか。そうした問い掛けに応える、日韓「請求権」に関する基本図書。

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今年2015年は日韓基本条約締結50周年の節目の年。そこで、あらためて問う。日韓条約締結に向けて、なにが話し合われ、なにが未解決のままなのか。2003年に刊行され、高い評価を得た書籍の新装新版。
対立と論争から中断を繰り返し、のべ14年、第7次にわたって繰り広げられた日韓交渉。そこでは、なにが話し合われ、なにが決められたのか。その交渉のなかの中心議題であり、現在の日韓関係にまつわる戦後補償問題へと続く「請求権」について、その全貌を明らかにした、画期的論考。

2015年6月14日付の『朝日新聞』「ニュースの本棚」での特集「日韓国交正常化50年」にて本書が紹介。

太田修(おおた・おさむ)1963年兵庫県生まれ.同志社大学文学部卒業,韓国高麗大学校大学院史学科博士課程修了.現在,同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授.専攻は朝鮮現代史・近現代日朝関係史.

パク・ミンギュ『カステラ』 ヒョン・ジェフン 斎藤真理子[訳]

パク・ミンギュ『カステラ』
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増刷出来!! お待たせしました。
祝!!!「第1回 日本翻訳大賞」大賞 受賞作
こんな面白い小説が隣国にあった!!
【選者】金原瑞人・岸本佐知子・柴田元幸・西崎憲・松永美穂の各氏が最も賞賛した翻訳書。
  • ヒョン・ジェフン 斎藤真理子[訳]
  • 定価=本体1700円+税
  • 四六判 336ページ
  • 978-4-906681-39-6

現代韓国の人気作家・パク・ミンギュのロングセラー短編小説集『カステラ』。
日本語版には特別に「李箱文学賞(イ・サン文学賞、日本の芥川賞と並び称される)受賞作」の「朝の門」を収録。

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現代韓国文学の人気作家・パク・ミンギュのロングセラー短編小説集『カステラ』日本語版刊行
現代韓国の若者の貧困をペーソス溢れるユーモアでもってあたたかく包み込む、傑作短編集。
この本を読めば、現代韓国と若者の姿がわかります。
こんな韓国文学は初めてだ、というお声を多くいただいております

【目次】(以下の11編収録)
カステラ
ありがとう、さすがタヌキだね
そうですか? キリンです
どうしよう、マンボウじゃん
あーんしてみて、ペリカンさん
ヤクルトおばさん
コリアン・スタンダーズ
ダイオウイカの逆襲
ヘッドロック
甲乙考試院 滞在記
「朝の門」

どうですか。面白そうでしょう。
そのうえ、面白さの中に人間に対する優しさが溢れています。
それに韓国の現代が凝縮されています。それは日本社会の今に通ずる問題であるはずです。
「民主化運動」「格差社会」「就職難」「若者の貧困」etc.
また、日本語版には2010年「李箱(イ・サン)文学賞」=(日本の芥川賞と対照される)受賞作「朝の門」が収録されています。

みなさん隣国の文学の面白さを、どうか発見してください。
文学を通して隣の国のことを知ろうじゃないですか。
永遠に隣国なんですから
文学よ、どうか政治を救っておくれ!

日本翻訳大賞
Wikipediaでの著者紹介

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『読売新聞』2015年5月5日付「日本翻訳大賞」紹介記事

「BOOK asahi com」での「日本翻訳大賞」紹介記事

『毎日新聞』2015年5月12日付「日本翻訳大賞」紹介記事

著者プロフィール◆1968年、蔚山(ウルサン)市生まれ、中央大学文芸創作学科を卒業。大学卒業後、様々な職業を経て作家に転身する。2003年、『地球英雄伝説』で文学トンネ新人作家賞、続いて『三美スーパースターズの最後のファンクラブ』でハンギョレ文学賞を同時に受賞し、文壇に彗星のごとく現われて一躍注目を浴びるようになる。その後、2005年『カステラ』で申東曄(シン・ドンヨプ)創作賞、2007年『黄色い川、舟一隻』で李孝石(イ・ヒョソク)文学賞、2009年『近く』で黄順元(ファン・スウォン)文学賞、2010年『朝の門』で李箱(イ・サン)文学賞を受賞するなど、韓国の現代文学を語る上で絶対に欠かせない存在である。受賞作以外にも、『ピンポン』『亡き王女のためのパヴァーヌ』(以上、長編)『ダブル』(短編集)などの作品があり、現在も旺盛な創作活動を続けている。
2015年4月に『亡き王女のためのパヴァーヌ』の日本語版がクオンより刊行。

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  • クレイン日記 - 図書出版クレインの日々の記録
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