海峡を編む―在外被爆者を支援し続けた被爆者・豊永惠三郎の人生(仮題) 村田くみ
なぜ、朝鮮人被爆者を始め在外被爆者を支援したのか。
- 村田くみ
【本書の内容】
はじめに ― 嫌韓を乗り越えて草の根交流を続ける理由
序 章 ― 豊永惠三郎さんの被爆証言
第1章 ― 広島と呉の「あいだ」にある船越町の意味
第2章 ― 韓国の原爆被害者を救援する市民の会の立ち上げ
第3章 ― 在韓被爆者との出会い
第4章 ― 女性被爆者たちの訴え
第5章 ― 在外被爆者・徴用工裁判に尽力する
終 章 ― ヒロシマを語る会を再スタートさせて
おわりに
etc
【著者プロフィール】
村田くみ
ジャーナリスト。1995年、毎日新聞社入社。「サンデー毎日」編集部を経てフリー。13年半母親の介護をした経験をもとに『おひとりさま介護 増補改訂版』(河出書房新社)、共著『介護破産』(KADOKAWA)など介護本を多数執筆。ファイナンシャルプランナーとして経済、社会保障、マネー関連の記事を担当。
一方で被爆者の話を伝えるために被爆体験伝承者(広島)・交流証言者(長崎)になる。編集協力した平和関連本に、冨恵洋次郎著『カウンターの向こうの8月6日 広島バースワロウテイル「語り部の会」の4000日』(光文社)、梶本淑子著『14歳のヒロシマ 被爆者が伝える戦争と平和のはなし』(河出書房新社)がある。
記憶する人・記憶を語る人(写真と文) 裵昭(ペ・ソ)
日本の中の朝鮮を撮り続けている記録者の集大成!
調べ・語り続けている人たちがいる。
そうである以上、その記録を残す。
- 裵昭(ペ・ソ)
- A5判
1923年9月1日に関東地方を襲った大地震(「関東大震災」)では、各地で多くの惨劇(朝鮮半島出身者・中国人・社会主義者などの虐殺)が発生した。その事実を掘り起こそうと各地で活動を続けている人びとがいる。
また、日本各地での朝鮮人が負わされた悲劇を追悼する人々がいる。
その、彼ら彼女たちの思いとはどのようなものなのか。
「関東大震災」にまつわる人物・風景・活動を始め、日本各地で行なわれている追悼式をカメラでもって紹介し続けている写真家の渾身の1冊。
【著者プロフィール】
裵 昭(ペ・ソ)
1956年福岡県生まれ。フォトジャーナリストとして「朝日新聞」「東京人」「週刊文春」「週刊新潮」などに、日本の国際化をテーマとした作品を発表。『鎖国日本が多民族国家になる日』で第28回平凡社準太陽賞を受賞。『段ボールハウスで見る夢』(中村智士 文)で第20回講談社ノンフィクション賞を受賞。著書に『となりの神さま』など多数。他にTVドキュメンタリー、ラジオ番組などの制作に関わる。