• 光を見た ハンセン病の同胞(きょうだい)たち

    「光を見た ハンセン病の同胞(きょうだい)たち」

     趙根在(チョウ・グンジェ)

    日本のハンセン病史を語る上で決して忘れてはならない表現者(写真家・文章記録者)である趙根在(チョウ・グンジェ)の存在を広く知ってもらうために、彼の書き綴った回想録と撮影写真48点を収録。また、回想録のほかに、炭鉱での労働体験と、上野英信との出会いと別れにも触れた文章と、父世代の在日朝鮮人一世への聞書も併せて収録。

  • 在日総合誌『抗路』11号

    「在日総合誌『抗路』11号」

    今号も充実の内容で、「在日」を取り巻く問題を考える。

    関東大震災から100年。 今を生きる者は、過去の死者に対する責任がある。

  • 朝鮮戦争と日本人 武蔵野と朝鮮人

    「朝鮮戦争と日本人 武蔵野と朝鮮人」

     五郎丸聖子(ごろうまる・きよこ)

    市井の歴史研究者による渾身の成果。
    文献とフィールドワーク、そして聞き書き。

    小さな歴史に光をあてたい。地域から歴史を考えたい。 民間研究者がそんな思いをこめて世に問う歴史研究。

  • パク・ミンギュ『カステラ』

    「パク・ミンギュ『カステラ』」

     ヒョン・ジェフン 斎藤真理子[訳]

    祝!!!「第1回 日本翻訳大賞」大賞 受賞作。
    こんな面白い小説が隣国にあった!!パク・ミンギュをはじめて日本に紹介した画期的な書。
    この後に続くパク・ミンギュブームの出発点。
    【選者】金原瑞人・岸本佐知子・柴田元幸・西崎憲・松永美穂の各氏が最も賞賛した翻訳書。

    現代韓国の人気作家・パク・ミンギュのロングセラー短編小説集『カステラ』。 日本語版には特別に「李箱文学賞(イ・サン文学賞、日本の芥川賞と並び称される)受賞作」の「朝の門」を収録。

  • 佐藤泰志作品集

    「佐藤泰志作品集」

     佐藤泰志

    「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」「きみの鳥はうたえる」映画原作を収録。

    映画「そこのみにて光輝く」が2014年度キネマ旬報「ベストワン」獲得。
    映画『草の響き』が2021年度映画芸術「ベストワン」獲得。

    この作品集を読まずして、佐藤泰志は語れない。

    近年の佐藤泰志ブームのすべては、この作品集から始まった。 単行本未収録作品を含む主要作品と、詩・エッセイまでを収録。 ◆収録作「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」「きみの鳥はうたえる」映画化!

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在日総合誌『抗路』12号
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「在日総合誌『抗路』12号」

  • 1500円+税
  • 四六判 234頁
今号も多彩な執筆陣による充実の内容で、「在日」問題を、そして「日本」社会を考えます。
山口県宇部の海底炭鉱「長生炭鉱」の犠牲者への追悼式、「佐渡島金山」労働者追悼問題にも言及。

本書に「希望と連帯を求めて 強制労働者の記憶と帰還」をご執筆いただきました、元韓国文化人類学会長、鄭炳浩(チョン・ビョンホ)氏が去る12月8日に逝去されました。享年69。ご冥福をお祈りいたします。

10年間にわたり、「在日」問題を取り上げ続けた書籍『抗路』の終刊号。
多くの出会いとともに、ひとまずここでお別れです。
皆さま、ありがとうございました。またお会いいたしましょう。

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特集 「在日にとって境界とは

【グラビア】
裵昭 「82年ぶりに開いた長生(ちょうせい)炭鉱の坑口」

尹健次 「『在日』を考える 終刊号を迎えて」

鄭炳浩 「希望と連帯を求めて 強制労働者の記憶と帰還」
桜井泉 「『隣の国の言葉』と『ウリマル』と」
尹慧瑛 「『在日』を考えるために イギリス・アイルランドとの往復」
佐々木亮 「海峡で歩く 悼む 記者として、『私』として」
松坂裕晃 「壁を越える詩 ナイドゥと許貞淑、金億をつないだ『植民地間意識』」
朴香樹 「韓国生活25年 在日3世の私が脱北者と向きあう理由」
戸田郁子 「在韓日本人を生きる」

黒川創 「『「日本語」の文学が生まれた場所』をめぐって』(インタビュー、聞き手・文京洙)

【小特集 表現の現場から】
趙博 「学者から芸人への『転落』秘話」
笑福亭銀瓶 「上方落語の世界で『在日』を生きる」
李知承 「歌が生まれるとき」
山本香利 「歌い紡ぐ・そして・つながる」

[論考・エッセイetc]
文京洙 「弔いの政治学 死者と生者の行き交い 韓国/日本」
斎藤真理子 「韓国文学と在日文学のあいだ 李明淑の詩業」
小林聡明 「幻の朝鮮民間放送協会と鳴り響き続ける声」
韓光勲 「朴慶植による関東大震災朝鮮人虐殺の調査をめぐって」
ソン・ジュンナン 「ルーツをたどる旅から帰って」
金鍾太 「米国ドラマ『PACHINKO』から「在日の物語」の可能性を探る」

[追悼]
早尾貴紀 「徐さんから私が受け取ったもの」
磯貝治良 「梁石日さんの思い出」

[映画評]
金洪仙 「ソウルの春」

[短歌]
凜七星 「一詠日和〈九〉」

[書評]
李昤京 「『韓国社会運動のダイナミズム』」
林茂澤 「『新自由主義の時代の在日コリアン』」

【表紙絵】
しん よんひ 「絵を描いて生きる―」

『抗路』総目次


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光を見た ハンセン病の同胞(きょうだい)たち
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「光を見た ハンセン病の同胞(きょうだい)たち」

  • 趙根在(チョウ・グンジェ)
  • 定価2420円(税込)
  • 四六判 336頁
炭鉱からハンセン病療養所へ。
炭坑夫から写真家へ。
稀有な写真家はいかにして誕生したのか。

療養所での労働の担い手としての、ハンセン病の記録者としての、朝鮮半島出身者及び在日朝鮮人の存在を抜きにして、日本のハンセン病史は成立しない。

日本のハンセン病史を語る上で決して忘れてはならない表現者(写真家・文章記録者)である趙根在(チョウ・グンジェ)の存在を広く知ってもらうために、彼の書き綴った回想録と撮影写真48点を収録。また、回想録のほかに、炭鉱での労働体験と、上野英信との出会いと別れにも触れた文章と、父世代の在日朝鮮人一世への聞書も併せて収録。

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  • 試し読み

1960年代初頭から20年間にわたり、全国各地のハンセン病療養所を訪れ、入所者を始めハンセン病を記録し続けた、元炭鉱労働者で在日朝鮮人二世写真家の、回想的自伝、インタビュー、聞書を収録。
決して忘れてはならない写真家が今よみがえる。

本書収録「ハンセン病の同胞(きょうだい)たち」は、ハンセン病療養所の実情を知る上で格好の文章。
ハンセン病者に対する社会の差別偏見を考えるためには、まず、療養所の中でなにが行なわれていたのかを明らかにする必要がある。

収録作には、撮影連写真(初公開含む)48点を掲載

[収録作]
・ハンセン病の同胞(きょうだい)たち
・座談 炭坑・朝鮮人・ハンセン氏病
・片割れ監修者の私記
・哀哭・上野英信先生
・八十三年の夢 聞書・文守奉小伝

・趙根在写真掲載リスト
・趙根在年譜
・文献目録
・本書について
・本書の編集を終えて

カバー画・本文イラスト=しん よんひ


[書評情報]『朝日新聞』書評』(安田浩一氏執筆、2024年10月12日)

[書評情報]『共同通信』配信書評』(清水知佐子氏執筆)
『沖縄タイムス』(8月24日付)
『山陰中央新報』(8月24日付)
『京都新聞』(9月7日付)
『静岡新聞』(9月22日付)
etc

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愛知県生まれの在日朝鮮人2世の元炭鉱労働者、写真家(1933年~1997年)。中学三年から炭鉱で働き、その後、映像制作現場での照明の仕事などを経て、1961年より多磨全生園を皮切りに、全国のハンセン病療養所を訪れ、ほぼ20年間にわたり、入所者、建物・施設、行事などハンセン病関連の写真を撮影する。その点数は少なくとも2万5000点におよぶ。1982年以降は、写真撮影から離れ、ハンセン病問題の根源を問い直す研究に打ち込む。撮影フィルムやその他の文書類(メモやファイル)などの資料は国立ハンセン病資料館に所蔵されている。
写真集に『趙根在写真集 ハンセン病を撮り続けて』(2002年)、『詩と写真 ライは長い旅だから』(1981年、詩・谺雄二)、監修書に『写真万葉録・筑豊』(全10巻、1984~86年、共同監修者・上野英信)がある。

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在日総合誌『抗路』11号

関東大震災から100年。 今を生きる者は、過去の死者に対する責任がある。

詳しい内容はこちらへ

「ルーツのある」子どもたち 民族学級という場所で

「民族学級」を知っていますか。日本の公立学校の中に設置され、朝鮮半島に「ルーツのある」子どもたちが「韓国・朝鮮」の言葉や歴史、文化 …

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在日総合誌『抗路9号』

戦後補償問題、「慰安婦問題」など、日韓の歴史認識の違いが際立っている問題にどのように向きあっていけばよいのか。在日コリアンの歴史意 …

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朝鮮戦争と日本人 武蔵野と朝鮮人

小さな歴史に光をあてたい。地域から歴史を考えたい。 民間研究者がそんな思いをこめて世に問う歴史研究。

詳しい内容はこちらへ

『かいきせんにのって 回帰船保育所とわたし』

泣いて、笑って、転んで、走って、そして成長する「かいせん」の子どもたち。 その成長を支える一人のおとなの物語。 人は出会いとともに …

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在日総合誌『抗路』8号

特集は「『在日』の家族・世代」。「在日」を生きることの意味は? 波瀾曲折の人生には、いまを生きる人たちへの勇気、鼓舞、癒しなどにつ …

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在日総合誌『抗路』7号

特集は「越境する『在日』」。民族を超えた「在日」のあり方、方向性とは? コロナ禍に生きる人々と共に考える。 自由と民主主義をさらに …

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なぜ朝鮮半島「核」危機は繰り返されてきたのか

米朝対立を決して永続化させてはならない。 平和的関係を築くためには、何が必要なのか。 「核」をめぐる対立の歴史から学ぶ。

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  • クレイン日記 - 図書出版クレインの日々の記録
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