• 金達寿とその時代―文学・古代史・国家

    「金達寿とその時代―文学・古代史・国家」

     廣瀬陽一(ひろせ・よういち)

    日本の中の朝鮮文化で日本社会に衝撃を与えた金達寿。
    小説から古代史研究まで、初の総合的な金達寿論。
    「日本の中の朝鮮」を隠すことは許されない。

    2019年は生誕100年。戦後の日本と朝鮮半島の関係を知ろうとすれば、けっして忘れてはならない在日朝鮮人作家で、古代史研究者である、金達寿の初の本格的研究。金達寿研究の基礎文献として高い評価を得ている力作論考。

  • 新装新版『日韓交渉 請求権問題の研究』

    「新装新版『日韓交渉 請求権問題の研究』」

     太田修

    韓国での徴用工裁判の判決が出されたことによって、あらためて注目されている日韓請求権協定。その中身を知るうえで格好の書籍。この問題を考えるためには、まず知ることから始めようではないか。

    日韓両国の懸案事項、なかでも「請求権」問題は、日韓基本条約によって解決済みとするが、それは本当なのか。そもそも、請求権交渉は誰のための交渉であったのか。そうした問い掛けに応える、日韓「請求権」に関する基本図書。

  • 在日朝鮮人とハンセン病

    「在日朝鮮人とハンセン病」

     金 貴粉

    もう一つのハンセン病史

    朝鮮人ハンセン病患者はどのような経緯で発病し、どのように遇され、いかなる生をここ日本の地で送ってきたのか。また送っているのか。そして送ってこれなかったのか。本書は、在日朝鮮人ハンセン病患者が辿ってきた道のりと生き様を、在日三世の著者が、各地の療養所を訪れ、そこで暮らす朝鮮人患者への聞き書きと、朝鮮人患者団体や各療養所で出されていた機関誌・紙などの記録を通して、明らかにし、彼ら彼女らの歴史と現在を浮き彫りにする。また、各療養所で出されている年報を丹念に調べあげ、各年度の朝鮮人入所者数を資料としてまとめている。それは日本のハンセン病史が置き去りにしてきた事実である。

  • パク・ミンギュ『カステラ』

    「パク・ミンギュ『カステラ』」

     ヒョン・ジェフン 斎藤真理子[訳]

    祝!!!「第1回 日本翻訳大賞」大賞 受賞作。
    こんな面白い小説が隣国にあった!!パク・ミンギュをはじめて日本に紹介した画期的な書。
    この後に続くパク・ミンギュブームの出発点。
    【選者】金原瑞人・岸本佐知子・柴田元幸・西崎憲・松永美穂の各氏が最も賞賛した翻訳書。

    現代韓国の人気作家・パク・ミンギュのロングセラー短編小説集『カステラ』。 日本語版には特別に「李箱文学賞(イ・サン文学賞、日本の芥川賞と並び称される)受賞作」の「朝の門」を収録。

  • 佐藤泰志作品集

    「佐藤泰志作品集」

     佐藤泰志

    「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」映画原作を収録。
    映画「そこのみにて光輝く」が祝!2014年度キネマ旬報「ベストワン」獲得。
    この作品集を読まずして、佐藤泰志は語れない。

    近年の佐藤泰志ブームのすべては、この作品集から始まった。 単行本未収録作品を含む主要作品と、詩・エッセイまでを収録。 ◆収録作「きみの鳥はうたえる」映画、絶賛上映中!

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在日朝鮮人とハンセン病
本の詳細・お問い合わせ

「在日朝鮮人とハンセン病」

  • 金 貴粉
  • 価格(本体2000円+税)
  • 四六判 312頁
残された時間は少ない
その歴史と現在を知るために明らかにされなければならない真実がある
もう一つのハンセン病史

朝鮮人ハンセン病患者はどのような経緯で発病し、どのように遇され、いかなる生をここ日本の地で送ってきたのか。また送っているのか。そして送ってこれなかったのか。本書は、在日朝鮮人ハンセン病患者が辿ってきた道のりと生き様を、在日三世の著者が、各地の療養所を訪れ、そこで暮らす朝鮮人患者への聞き書きと、朝鮮人患者団体や各療養所で出されていた機関誌・紙などの記録を通して、明らかにし、彼ら彼女らの歴史と現在を浮き彫りにする。また、各療養所で出されている年報を丹念に調べあげ、各年度の朝鮮人入所者数を資料としてまとめている。それは日本のハンセン病史が置き去りにしてきた事実である。

  • 案内チラシ
本書中には療養所を撮り続けた写真家・趙根在氏の作品も掲載しています。
また本書は金夏日氏より推薦をいただいております。

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【本書の内容[目次より]】

 まえがき 問題の所在と課題

Ⅰ ハンセン病対策と朝鮮人
1.戦前日本の癩対策と朝鮮人
 1)日本における隔離政策の始まり
 2)朝鮮における隔離政策
 3)日本への朝鮮人の流入と発病
 4)在日朝鮮人ハンセン病患者の発病と入所経緯
2.戦後日本のハンセン病対策と朝鮮人
 1)療養所における在日朝鮮人ハンセン病患者と出入国管理体制
   ①外国人登録証への反発
   ②ハンセン病患者への強制退去に関する記載
 2)在日朝鮮人ハンセン病患者への取締り強化
  ①「韓国癩」への取締りと「癩刑務所」設立要求
   ②「密入国」朝鮮人患者と大村収容所菊池分室
3.ハンセン氏病患者同盟結成と年金闘争
 1)国民年金法制定と朝鮮人入所者   
 2)在日朝鮮人・韓国人ハンセン氏病患者同盟の結成
 3)全患協、全盲連による後援
 4)朝鮮人年金獲得運動に対する日本人入所者からの批判の声
 5)日本人知識人による無理解
 6)全患協、全盲連との共闘による「解決」
4.南北分断と朝鮮人入所者
 1)南北分断による入所者同士の思想対立
  ①北朝鮮への帰国熱
   ②帰国者のその後
   ③韓国への帰還
   ④帰還がかなわなかった入所者

Ⅱ 療養所という場所で
1.療養所に生きる
 1)療養所の暮らし
  ①患者作業
   ②恋愛・結婚
   ③識字と在日朝鮮人
2.それぞれの個人史
 1)具奉守
 2)金相権
 3)金潤任
 4)金夏日 
3.望郷の思い
 1)朝鮮半島への一時帰国
  ①韓国への帰郷
   ②韓国への集団里帰り
   ③北朝鮮への帰郷
 2)ここ日本の地で
  ①アリランの会
   ②外部からの慰問公演
   ③在日同胞、本国への支援活動

 あとがき
 主要関連文献
 在日朝鮮人入所者関連文献
 関連年表
 資料

金貴粉(キン・キブン) : 北海道函館市生まれ。現在、国立ハンセン病資料館学芸員、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員、津田塾大学非常勤講師。在日朝鮮人ハンセン病回復者の歴史、朝鮮書芸史を主な研究テーマとして活動している。

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在日総合誌『抗路』5号

今号の特集は「在日」の1948年。1948年を韓国現代史のみならず、戦後体制の始発点として取り上げる。また小特集は「明治150年に …

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朴裕河著『帝国の慰安婦』は、「慰安婦」認識において、なぜ、これほど論争的な書となってしまったのか。その評価は妥当なのか。 「帝国の …

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今号の特集は「在日」の記憶。出自・来歴の自覚に始まる在日であることの確認を、著者それぞれの体験から論述する。

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