• 在日総合誌『抗路』11号

    「在日総合誌『抗路』11号」


    お待たせいたしました。
    1年ぶりとなる内容充実の11号刊行。

    特集 「在日」メディア史を語る以下、執筆者(敬称略)とタイトル趙秀一 「韓国で在日メディアはいかに読まれてきたのか」座談会 「在日社会とメディア」(佐藤信行、朴一、伊地知紀子、森類臣、孫片田晶)廣瀬陽...

  • 朝鮮戦争と日本人 武蔵野と朝鮮人

    「朝鮮戦争と日本人 武蔵野と朝鮮人」

     五郎丸聖子(ごろうまる・きよこ)

    市井の歴史研究者による渾身の成果。
    文献とフィールドワーク、そして聞き書き。

    小さな歴史に光をあてたい。地域から歴史を考えたい。 民間研究者がそんな思いをこめて世に問う歴史研究。

  • 在日朝鮮人とハンセン病

    「在日朝鮮人とハンセン病」

     金 貴粉

    その歴史と現在を知るために明らかにされなければならない事実がある

    朝鮮人ハンセン病患者はどのような経緯で発病し、どのように遇され、いかなる生をここ日本の地で送ってきたのか。また送っているのか。そして送ってこれなかったのか。本書は、在日朝鮮人ハンセン病患者が辿ってきた道のりと生き様を、在日三世の著者が、各地の療養所を訪れ、そこで暮らす朝鮮人患者への聞き書きと、朝鮮人患者団体や各療養所で出されていた機関誌・紙などの記録を通して、明らかにし、彼ら彼女らの歴史と現在を浮き彫りにする。また、各療養所で出されている年報を丹念に調べあげ、各年度の朝鮮人入所者数を資料としてまとめている。それは日本のハンセン病史が置き去りにしてきた事実である。

  • パク・ミンギュ『カステラ』

    「パク・ミンギュ『カステラ』」

     ヒョン・ジェフン 斎藤真理子[訳]

    祝!!!「第1回 日本翻訳大賞」大賞 受賞作。
    こんな面白い小説が隣国にあった!!パク・ミンギュをはじめて日本に紹介した画期的な書。
    この後に続くパク・ミンギュブームの出発点。
    【選者】金原瑞人・岸本佐知子・柴田元幸・西崎憲・松永美穂の各氏が最も賞賛した翻訳書。

    現代韓国の人気作家・パク・ミンギュのロングセラー短編小説集『カステラ』。 日本語版には特別に「李箱文学賞(イ・サン文学賞、日本の芥川賞と並び称される)受賞作」の「朝の門」を収録。

  • 佐藤泰志作品集

    「佐藤泰志作品集」

     佐藤泰志

    「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」「きみの鳥はうたえる」映画原作を収録。

    映画「そこのみにて光輝く」が2014年度キネマ旬報「ベストワン」獲得。
    映画『草の響き』が2021年度映画芸術「ベストワン」獲得。

    この作品集を読まずして、佐藤泰志は語れない。

    近年の佐藤泰志ブームのすべては、この作品集から始まった。 単行本未収録作品を含む主要作品と、詩・エッセイまでを収録。 ◆収録作「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」「きみの鳥はうたえる」映画化!

新刊案内

光を見た ハンセン病の同胞(きょうだい)たち
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「光を見た ハンセン病の同胞(きょうだい)たち」

  • 趙根在(チョウ・グンジェ)
  • 定価2420円(税込)
  • 四六判 340頁
炭鉱労働者からハンセン病を撮る写真家へ。
稀有な写真家はいかにして誕生したのか。
5月中旬刊行

全国のハンセン病療養所を訪れ、ハンセン病を撮り続けた写真家が、写真撮影を離れた後、骨身を削って書き刻んだ文章を収録。学校教育では得られない、肉体が獲得したことばがここにある。

収録作には、関連写真(初公開含む)を掲載

[収録作]
・ハンセン病の同胞(きょうだい)たち
・座談 炭坑・朝鮮人・ハンセン氏病
・片割れ監修者の私記
・哀哭・上野英信先生
・八十三年の夢 聞書・文守奉小伝

・趙根在写真掲載リスト
・年譜
・文献目録

カバー画=しん よんひ

愛知県生まれの在日朝鮮人2世の元炭鉱労働者、写真家(1933年~1997年)。中学三年から炭鉱で働き、その後、映像制作現場での照明の仕事などを経て、1961年より多磨全生園を皮切りに、全国のハンセン病療養所を訪れ、ほぼ20年間にわたり、入所患者、建物・施設、行事などハンセン病関連の写真を撮影する。その点数は少なくとも2万5000点におよぶ。1982年以降は、写真撮影から離れ、ハンセン病問題の根源を問う研究に専念する。撮影フィルムは国立ハンセン病資料館に所蔵されており、未公開写真の公開が待たれる。
写真集に『趙根在写真集』(2002年)、『詩と写真 ライは長い旅だから』(1981年、詩・谺雄二)、監修書に『写真万葉録・筑豊』(全10巻、1984~86年、共同監修者・上野英信)がある。

在日総合誌『抗路』11号
本の詳細・お問い合わせ

「在日総合誌『抗路』11号」

  • 本体1500円+税
  • A5判 230頁
論考・インタビュー、エッセイ、座談など多彩なスタイルで「在日」にまつわるテーマを表現する。

お待たせいたしました。
1年ぶりとなる内容充実の11号刊行。
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  • 案内チラシ
  • 試し読み



特集 「在日」メディア史を語る

以下、執筆者(敬称略)とタイトル

趙秀一 「韓国で在日メディアはいかに読まれてきたのか」
座談会 「在日社会とメディア」(佐藤信行、朴一、伊地知紀子、森類臣、孫片田晶)
廣瀬陽一 「『在日』メディア史・雑誌一覧表」
森類臣 「南北コリアをどのように報道・論評してきたのか」
文京洙 「在日メディアと論争 〈在日論〉の水脈をたどる」
崔盛旭 「戦後『在日』映画史』小論」
梁仁實 「戦後日本のTVメディアにおける『在日』像」
趙博 「辛基秀さんの想い出」
金鍾太 「『抗路』と私 在日の未来を見据えて」

【小特集】「世界の中の『在日』」
キム・スギ 「ヨーロッパで〈在日〉するということ」
シャロン・ユン 「『在日』との出会い 在米同胞のひとりとして」
鄭聖惠 「在韓『在日』が考えること」
李眞惠 「旧ソ連のコリアン、コリョ・サラム(高麗人)」
韓光勲 「在日とヒップホップ Jin Dogg『街風(feat. REAL-T)』試論」
金聖雄 「映画づくりの現場から『在日』を考え続ける」
山口祐香 「『大村収容所』から『大村焼き』まで ある家族の歴史」

【論稿・エッセイ】
石丸次郎 「コロナで不可視の北朝鮮で起こっていたこと」
金竜介 「辛淑玉のDHC裁判の断面」
岡村幸宣 「趙根在の残した仕事 差別の根源を探るまなざし」
沈熙燦 「手塚治虫の封印された漫画『ながい窖(あな)』を読む」
愼民子 「インタビュー『関東大震災の百年(ペンニョン)と今』

【書評】
呉永鎬「マイノリティの星になりたい」(李大佑著)
寺脇研「志願兵の肖像」(四方田犬彦著)

【映画評】
角岡伸彦「福田村事件」(監督・森達也)

【アート・講演】
Kimura byol lemoinet(キムラ・ビョルレモワン/コンセプチュアル・マルチメディア・フェミニストアーティスト)
「移動の経験―アートを通してジェンダーと人種のアイデンティティをクィアする」(翻訳・解題=金友子)

【歴史エッセイ】
辛澄恵 「多賀城碑と渡来人」

【詩】
中村純 「百年目の九月」

【短歌】
凜七星 「一詠日和〈八〉」

【グラビア】
裵昭 「関東大震災100年」

【表紙絵】
ソン・ジュンナン 「そうだ、楽しく飛び出そう」



既刊案内

「ルーツのある」子どもたち 民族学級という場所で

「民族学級」を知っていますか。日本の公立学校の中に設置され、朝鮮半島に「ルーツのある」子どもたちが「韓国・朝鮮」の言葉や歴史、文化 …

詳しい内容はこちらへ

在日総合誌『抗路9号』

戦後補償問題、「慰安婦問題」など、日韓の歴史認識の違いが際立っている問題にどのように向きあっていけばよいのか。在日コリアンの歴史意 …

詳しい内容はこちらへ

朝鮮戦争と日本人 武蔵野と朝鮮人

小さな歴史に光をあてたい。地域から歴史を考えたい。 民間研究者がそんな思いをこめて世に問う歴史研究。

詳しい内容はこちらへ

『かいきせんにのって 回帰船保育所とわたし』

泣いて、笑って、転んで、走って、そして成長する「かいせん」の子どもたち。 その成長を支える一人のおとなの物語。 人は出会いとともに …

詳しい内容はこちらへ

在日総合誌『抗路』8号

特集は「『在日』の家族・世代」。「在日」を生きることの意味は? 波瀾曲折の人生には、いまを生きる人たちへの勇気、鼓舞、癒しなどにつ …

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在日総合誌『抗路』7号

特集は「越境する『在日』」。民族を超えた「在日」のあり方、方向性とは? コロナ禍に生きる人々と共に考える。 自由と民主主義をさらに …

詳しい内容はこちらへ

なぜ朝鮮半島「核」危機は繰り返されてきたのか

米朝対立を決して永続化させてはならない。 平和的関係を築くためには、何が必要なのか。 「核」をめぐる対立の歴史から学ぶ。

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在日総合誌『抗路』6号

特集は「在日の新時代」。時代は変わる、絶対に新しいものとして。 「在日」していく人たちへのエール。 そこに南北分断など存在しない。

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  • クレイン日記 - 図書出版クレインの日々の記録
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